プログラミングバカ一代

 

プログラミングバカ一代 (就職しないで生きるには21)

プログラミングバカ一代 (就職しないで生きるには21)

 
プログラミングバカ一代 就職しないで生きるには21

プログラミングバカ一代 就職しないで生きるには21

 

 

 

タイトルの惹きに寄せられて、手に取ってみました。

日本のゲーム業界を牽引、誰でもわかるビジュアル言語enchantMOONを開発し近年はプログラミング教育もリードする、敏腕プログラマーの半生をつづった自伝的なエッセイです。

筆者は高校時代にすでに雑誌に連載を持ち、それを契機としてドワンゴやマイクロソフトのそうそうたる面々と出会っています。幾度か失敗しながら、起業し、夢である「僕の人類補完計画」(世の中の多くの人をプログラマーにする)を実現するため、壁を乗り越えてスゴいやつらに会い、またレベルアップしていきます。

本書を読む感覚は、まさにRPGゲームをプレイしているようでした。少年の頃、「天才」と称されたことに縛られてしまっている・・・なんて主役張るにぴったりのトラウマです。

中盤でGPUを一般化した偉人アラン・ケイと出会い、語り合うところなどは、まるでDISC1からDISC2にディスクを入れ替えるときのような、一つのエピソードが終わった感と静けさが漂っています。

そして終盤で天才中学生のプログラミングを見てあっと驚かされる場面などは、筆者の意思を継ぐように、次世代の若者たちが、この筆者の物語を継承していくという未来を予感させるものでした。

enchantMOONやMIT開発の子供向け言語Scratchなど、私も門外漢ではありますが、プログラミング教育には関心を持っているので、著者の他の書籍も手に取ってみようと思いました。