死ぬべきはどっちだ

勤めている会社の近所に共産党系の団体が入っているビルがあって、

半年ほど前、その前で今どきの右翼団体が大声でデモに来たことがあった。

 

彼らの中で、その団体は朝鮮人が運営していることになっていて、

日本は朝鮮に支配されていることになっていて、

それはそれは大声で「朝鮮人は死ね!」を連呼していた。

 

そういう団体のデモは自宅の近所にもよくあるし

彼らは彼ら、私は私と思って

つとめて平静を装っていた私、だったのだけれど

 

イヤフォンをしても声が聞こえるぐらいになってきてから

普段は心の奥で封ができている、いろいろな嫌なことを思い出して

突然涙が止まらなくなり、

トイレに駆け込んだ。

ああ、もういい歳なのに。

 

会社で泣いてトイレに駆け込むなんて

初めて入った会社でお局にイジメられて以来だった。

 

私の同僚たちはどう感じていたんだろう

確かにすごい騒音で、迷惑だねとは皆、話していたけど

これはおかしいことなんじゃないだろうか

と、疑問符をつけることすら

ポリコレ棍棒で殴ってくる意識の高い人、扱いなのだろうか

 

帰ってから夫にそのことを話したら

気にしなくていい、と案外そっけない回答で

私がネットの悪意を真剣に取りすぎて

考えすぎているだけなのかな、なんて

いつもの結論に達するわけだけれど。

 

一度 死ぬべきなのは

私の神経質さと被害妄想だ