パリ〜ロンドン〜ソウル その1
GWの約10日間を使って、初めてのヨーロッパに行ってきたので 記録を残したいと思います。 結婚してからハネムーンに行ってなかったので その代わりという感じの企画でした。 ソウルに1泊、パリに3泊、ロンドンに3泊、ソウルに1拍です。
Day1 4/27 Fri.
結局終わらなかった仕事の残りを同僚に頼み、 羽田から金浦へ。ギリギリ間に合った。 仁川国際空港にほど近いホテルで一泊。
その日が忙しかったのもあって疲れきっていたのだけれど、 ホテル近くのこちらの飲み屋さん
で食べた韓国風ちゃんぽんとヤンニョムチキンが美味しくて、一気に目が覚めた。 店員さんがいかにも韓国人っぽい、人懐っこい笑顔だなと思った。 ああゆう「ニカッ!」ていう劇的な感じの笑い方を、日本人はしないなと思った。
Day2 4/28 Sat.
仁川国際空港はすごく大きくて綺麗な空港。 空港のちょっとしたところにあしらわれた韓国っぽい意匠が素敵だなと思った。 韓国文化をアピールするコーナーもあり、獅子舞の踊りや韓服風ドレスを来た女性たちのカヤグムの演奏など、 色々なショーもあり、待ち時間に眺めるのに最適。 見せ方わかってますね。
今回は初のコリアンエアーに搭乗しました。 機内食は、私は韓国料理にして、伝統的韓食と書いてあるやつにしました。
がんばって高級感を出そうとしているのですがあまり成功していない。 韓国料理って日本の和食を強烈に意識して 高級化をがんばろうとしているんだけれど、スベっている印象のほうが強い。 辛味やハーブのきつさが一方向的で幅に広がりが生まれないからではないだろうか。 高級感は滑ってましたが、お母さんが作ってくれるおかずとご飯って感じで、とても美味しかったです。 やっぱり早くて安くて美味しいのが韓国料理。
機内では割とよく眠れた。 現地時間の夜7時ごろにシャルル・ド・ゴール空港に到着。 聞いてはいたけれど、7時なのにまだ明るくてお昼のよう。
ホテルはオペラ座近くの便利な場所にありました。 その日の夜は、オペラ座にしてはローカルな感じのするこちらで軽く晩ごはん
ホテルに到着したら、シャンパンとマカロンが置かれていた。 その日はぐっすり寝る。
Day3 4/28 Sat.
曇り。残念ながら次の日が雨ということなので、 予定を変更して、できるだけこの日で屋外でできることはすることに。
朝ごはん。 なんてことないのにすごい美味しいパン。
その後、列車がストライキ中だったので Uberにのってヴェルサイユ宮殿に到着。
10時には到着したのですが、とにかくすごい人でした。 30分並んでようやく中に入っても、宮殿の中は黒山の人だかり。 人酔いした。。。有名な「鏡の間」も、まあ、すごいんですよ。豪華絢爛で。でも、 ガイドブックでもYouTubeでも見たからいいやって感じになってしまいました。はい。 いわゆる観光地の「答え合わせ」的な感じになってしまい若干の興ざめ。
ところが一転、外の広大なお庭に出ると庭が広大すぎて人は全然気にならなくなった。
快適。 東京にずっといると悲しいことにこんなに広く抜けたところを 歩く機会がないのでとてもリラックスできた。 個人的にはプチトリアノンがよかったです。 ただすごく歩いて疲れました。
Uberで車を呼んでパリに戻り、 (Uber本当に便利!) ドイツで博士課程留学中の弟と合流。 ランチは、入りたいお店が満席だったので適当に入ったフレンチのお店でしたが とても美味しかったです。 どこのお店に行っても当たり前のように日本の食材が入っていて 浸透しているんだなと思いました。
厚目に切ったサーモンのステーキなのですが、なんてことはないのですがこれすごい美味しかった 中がお刺身みたいにレアなのに外はカリカリなの。 お魚の国からきたはずなのに、こんな感じのは初めて食べた。
その後サンルイ教会に。ステンドグラスが素敵だった。
ノートルダム寺院。
言葉にならない、重厚で華やかで神聖な雰囲気でした。 ただ、人もすごく多かったので、その雰囲気をゆっくり堪能することができず、 ああ、これはもう一回行きたいです。 ただ、人の多い有名観光地でも、教会などの宗教施設に関しては 「これもう写真とかYouTubeで何回もみたし、もういいよ!」みたいな 答え合わせ感が出なかった。 リアルに神聖な空気を肌で感じることができてうわーとなる。
その後セーヌ川クルーズ。 よかったんだけど他の観光客が若干うるさかった。
晩ごはんの場所も決めていなかったので、 私は無性に炭水化物が食べたくなって、フツーのフレンチのお店で、 パスタを食べました。その日はよく歩いたので、よく眠りました。
Day4 4/29 Sun
あいにくの雨のため、屋内でできることをすることに。 朝早く起きて、ルーブル美術館へ。
初めての巨大なルーブル美術館を効率よく回るために、 この本を買って持って行ったのですが、 これに非常に助けられました。 ルートの詳細な地図もあり、よき道しるべとなりました。
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私はアートには全然詳しくないのですが、 時々絵を見たくなるのは何かしらの自分の人間性について 内省するきっかけを得たいからなのかなと思ったりする。 夫婦、母と子、家族、若さと老境、美、死、信仰、虚飾やおごりなどについて。 何も見ずに考えるよりも昔の人の絵を通して考える方がずっと楽な気がする。 自分の内面をフィルター無しに考えるというのはなかなかに辛い作業のような気がする。
私もなんかこんな生意気な顔してる時あったよね。 とか思うんだわ。
ランチは、本のオススメのミュージアムカフェでキッシュを食べました。 ふわふわ〜
その日の収穫は、 今までコンピューターとSF映画にしか興味がなかった夫が なんとまさかのアートに興味を持ち始めたこと。 ルーブル美術館が一人の人間を変えたのを見た。
オルセー美術館にも行きたかったのですが、 その日は冷たい雨が強く降っていて、行列もすごくて、 あきらめてしまいました。残念。
晩ごはんはホテル内のレストランにしました。
写真撮り忘れた。。。美味しかったです、ごちそうさまでした。 フルコースの後にデザートがたくさん出てきてびっくりした。 夫に、フランス人とアメリカ人の違い、韓国人と日本人の違いについて語っていただいた。 私のように(無駄に他人に対して)好奇心のあるタイプではないので、 私からこういう質問を振らないと自分からは話してくれないのだけれど、たまに話してくれると面白い。
Day5 4/30 Mon
次の日も残念ながら雨。
ホテルの近くのオランジェリー美術館へ。 オルセーに行けなかったぶんを楽しみました。 旅行の間、オーディオガイドがあるところは全て利用したのですが ここオランジェリーの日本語オーディオガイドが一番質が高かったように思いました。
絵自体が有名か有名じゃないかというのには、あまり価値はなく、 その時の自分の心情にあう絵があるかそうじゃないかってことのほうが大事なのではないかと思いました。
次に軍事博物館へ。 入るまでの手荷物チェックの列が長く、 冷たい雨の降る屋外で長時間待たされてちょっと辛かったです。
ナポレオンのお墓
大きすぎてビックリ。
ここでまた、タダ飯と聞いてホイホイやって来た弟と合流して、 こちらでランチ
写真食べかけですみません。こちらで頂いたデザートが逸品でした。 外側は甘すぎないムースで包まれていて、 雪のような白一色なんですが、 中を切ると綺麗なピンク色のグレープフルーツのミルフィーユがでてくるの。 色が隠されているみたいで、単に色々に彩ったデザートより素敵で記憶に残った。 ごちそうさまでした。
マドレーヌ寺院へ。 ちょうど、パイプオルガンの演奏をしていて、荘厳な雰囲気だった。 こんなに観光地なのに、実際の祈りの場としても使われているなんてすごい。 その後、マドレーヌ寺院周辺と、ラファイエットという大きなデパートでお買い物。 弟のために革靴を買ってあげた。 後はお土産に、マイユのマスタードや、フォションのはちみつを購入した。 冷たい雨に耐えられず、その日の観光はここまで。外に出たくなくて、夕食をスキップしてしまったのが悔やまれる。
Day6 5/1 Tue
待ちわびた快晴。 朝早く起きて、モンマルトルの丘へ。
早朝の澄んだ空気とスピリチュアルな世界を堪能いたしました。
お腹が空いていたのでまた「なんてことないのにやたら美味しいパン」を食べて その後、坂をゆっくりと下っていろんな地元っぽい感じのお店をのぞいた。 ローカルなベーカリーやチーズのお店、八百屋さん、見ているだけで楽しい。 メーデーということもあり、路傍でスズランの花束が売られているのを多く見た。
その後ランチ
お城みたいな内装が女子の心をくすぐられた… ここで食べたメインのお魚が美味しかった。 味が決まってるんだけど遊びもある感じで。 3つほどフレンチに行ってどれも素晴らしかったけれど、総合的にはこちらが一番だった気がする。
その後凱旋門を外から眺めて、シャンゼリゼ通りを歩いた。 シャンゼリゼ通りは表参道と何も変わらないなという印象でした。観光客がたくさん。 行かなくてもよかったかな。
その後、ユーロスターに乗ってロンドンへ移動。 電車は快適でした。 晩御飯はホテル内のイタリアンでスパゲティー。普通においしかった。
始めていったパリの結論としては
- 凱旋門とエッフェル塔は遠くから眺めるだけで十分
- 宗教施設の厳かな空気はそこにいかないと味わえないので行ったほうがいい
- 食べ物は何を食べても美味しい
- フツーのパンが美味しい
- できるだけ朝早く起きて、人のいない時間帯をねらう
ロンドン編へ続く