寿司女とバナナ男

日韓米のカルチャーもやもや

好奇心の方向

私は今の仕事をはじめてから思う、というか、思い出した事がある。

 

私は子供の頃、12歳ぐらいまでは

好奇心旺盛で、自然のなりたちへの興味がつきない子どもだった。

 

三鷹の国立天文台のオープンハウスに毎年行って

質問コーナーで化石みたいに座ってるおじいちゃん研究者に

困らせるような質問したり

 

百科事典の鉱物のところを穴があくほどみたり

 

自由研究でいろんなものにカビをはやして観察して学校代表になったり

 

一番すきな学研偉人マンガの偉人はキュリー夫人と野口英世で

今でもそらで台詞が言えるぐらい読みいったり

 

した。

 

中2ぐらいになって、自意識が芽生えはじめてから

私の興味全般は一気に「物事」ではなく「人間」になった。

で、それまでの自然への関心を一気に失っていった。

 

あの人は今、何を考えてるんだろうとか想像してみたり

昔の人は、何を考え、感じてたんだろうとか、古典や小説を読んで感じ入ったり

なんで、人間同士のグループ同士で

差別や理不尽なことが世界中で、起こっているんだろうとか考えたり

そういう事を考える、そっちのほうが面白いと思えた

 

それが文系と理系の分かれ道と

ざっくり言ってしまえばそれまでだけど

 

今の仕事してて、というか社会にでてから仕事初めてからだけど

私は一度失いかけた12歳頃までの感受性を取り戻しつつある感じがするな